尊敬あるいは凱旋について

今日で仕事納め。

そして、タカマスさんが退職…。

タカマスさんは80才も目前な高齢をものともせず、8年6ヵ月、ただひたすらうちの商品の販路拡大と流通に尽力してきたスーパーマン。

ほんとに、数千冊、40店舗くらいしか設置してなかったウチの冊子を、地道に地道に開拓していって、今の52,000部・1,200ヵ所というところまで、尽力してくれた方です。

年令はずいぶん上なのに、入社時期が同じだったこともあって、ホントに「共に歩んできた」と、個人的には感じていて、いつも「ああ、あんな歳まで活き活きと仕事できたらいいだろうな」と傍目から見てました。

持論。

人にはそれぞれポジションがあって、たとえば会社なら、営業や編集や経理やら…。それぞれが、それぞれの役割を果たしているからこそ、支え合って強い力を生み出すことができる。

決して自分が偉いとか、自分が正しいとか、そんな自尊の念で世の中は形成されているのではない。いま、のうのうと飯が食えるのは、他人の努力があってこそで、自分の努力なんてホンのチッポケなものなんです。

でも、だからこそ、そんな他人の努力に応えられるように、自分もそのホンのチッポケな努力を惜しんではいけない。

「オレって頑張ってる!」とか思う人間じゃなく、「ああ、あの人ってホントみんなの為に頑張ってくれてるよね」と思われる人間になれればいいと思うな。

朝礼後、そのタカマスさんが挨拶にきてくれた。

ちょっと泣きそうになったオイラの後ろで、たまたまかかっていたBGMがコブクロの「轍(わだち)」だった。

車が通ったあとに残る車輪のあと。それが轍。

タカマスさんは、時間をかけて、ただまっすぐな、長い長い途を残していった。願わくば自分も同じように、たゆまぬ真っ直ぐな轍を、残せればいいと思う。

タカマスさん、お疲れ様。しばらくはゆっくり休んで、また元気に走り出してくださいね☆

(プレゼントはマラソン用の長袖ウェアとランナーズ手袋にした)

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